金ROMを継続して活用して

大阪府  松本 つとむ 先生
 まず、算数と理科のみの利用から始めた。目的は、単元別得点集計表を利用するためである。観点別の集計表よりも、この単元別の集計表を使うことによって、その単元をどの程度理解しているか、学期を通じての評価が簡単になると考えたためである。
 翌年度は、国語にも導入した。そのときに初めて、毎週行っていた漢字の小テストも、成績に入れることができた。ミニテストの評価基準値が設定できることも都合がよかった。そして、各単元で行うテストをもう1枚評価に加えた。単元ごとのテストを2枚とも登録し、総合的にこのソフトで処理できるようにした。
 そして、その翌年。国語、算数、理科、社会の4教科全てでテストを購入しこのソフトで処理できるようにした。各単元で2枚評価テストをしたいので、それらも昨年同様、観点別テストとして登録することとした。それにより、4教科を総合的に評価できるようになった。もちろん、設問別○×入力を使用した。個人別学力診断シートを活用したいからである。
 この個人別学力診断シートがすばらしい。各教科の個人得点が分かるグラフになっている点、そのグラフも到達目標により色が変わる点、そして、評価を言葉でわかりやすく説明している点、ウィークポイント対策などをそれぞれに出している点などである。このシートを懇談会等で見せると、通知票に対する理解度が深まったように感じられる。使用していた通知票が単元別評価であったため、個人別学力診断シートと通知票がマッチした。本人にとって「何をがんばり、何に力が足りなかったのか」「次の学期に向けて何をすればよいのか」などがとても分かりやすく示された。それは、保護者にとっても同じであり、良かったところと悪かったところがはっきりと分かったようである。すなわち、本人、保護者共に通知票だけではわかりにくいところまで評価について理解ができたようである。
 一方、小学校の単元評価では、テストを2回したい。2回の平均をとり評価したり、2枚とも設問別○×入力をしたいのだが、それができない。また、領域評価においては、2回目にすることにしていた日本標準のテスト結果が、通知票の評価の基準となっている。このあたりを工夫してもらいたい。また、算数科では、領域評価があるが、理科ではない。など、まだまだ学校裁量の通知票が多い中、いろいろなものに対応できるものを作っていただきたいと感じている。ただ、分厚い説明書を読み理解した上で使用しているのではなく、得点入力をし、いろんな操作をしていく上で機能を理解している。まだまだ便利な機能を使っていなかったり、入力方法なども簡単にできる部分があると思う。3年、4年と使っていくうちに、どんどんこの採点王が便利になってきている。
 総合的に見ると、このソフトを使うことによって簡単に評価ができると共に、個人個人のウィークポイントなど、次回に生かせる資料を作ることが可能になっている。また、○×入力には少々時間がかかるが、その後の集計処理に格段にスピーディーになっている。今後、形成プリントの活用など、まだまだ使っていないものを活用したり、理解していない機能を学習し、活用していきたい。そして、より有効に使っていきたいと考えている。
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