vol.7 (2005年12月発行)
CONTENTS
 進む教育改革
       中央教育審議会答申
    
 「新しい時代の義務教育を創造する」
        P.2・3     (誌面をPDFファイルでご覧いただけます。)
 学力向上に取り組む学校
    「学力向上拠点形成事業」指定校としての取り組み
         佐賀県武雄市立西川登小学校

 学力向上に取り組む学校
     
「パソコンを活用した通知表の作成
 
        広島県尾道市立土堂小学校   山根僚介先生
     教育フォーラム
     「今こそ“人間の命”を考えよう」
     日本の教育を再興する!
     「ニッポン教育再興プロジェクト 発起講演会」
        P.16・17     (誌面をPDFファイルでご覧いただけます。)
 金ROMを活用しよう
        ○金ROMを指導要録の記入にお役立てください

        ○第3回「金ROMコンクール」の入賞者を発表いたします
 第9回「漢字歌」コンクール 入賞作品決定!
内容の一部紹介
学力向上に取り組む学校
    「学力向上拠点形成事業」指定校としての取り組み
                     佐賀県武雄市立西川登小学校


 佐賀県武雄市西川登小学校は、武雄市の西南端に位置し、長崎県波佐見町と隣接しています。神六山に源を発する六角川の源流である神六川の流れに沿って学校はあり、豊かな自然に恵まれています。
西川登小学校は、文部科学省が平成17年度からスタートした「学力向上拠点形成事業」の指定を受け、国語と算数を中心に、学力向上に向けた研究を進めています。)

●2学期制の実施

 武雄市では、「学力向上」と「子どもと向き合う時間の確保」を目指して、教育改革の一環として市内すべての小中学校で2学期制を平成16年度から実施しています。
 西川登小学校は、「子どもと向き合う時間の確保」の実現のために、7月と12月の2回、児童との個人面接を実施しています。
 さらに、2学期制の実施に当たっては、1学期末(10月第2週)と2学期末の通知表による評価のほかに、夏休み前と冬休みの前に、日本標準が発行するワークテストに付属する個人別学力診断ソフトである「金ROM2005」で「個人別学力診断シート」を作成し、8月と12月に実施する保護者会の場で活用しています。
 毎月、生活アンケートを実施して児童の状況の把握をし、結果は教育相談研修会の場に報告され、全職員で今後の対処法を検討するなど、きめ細かな取り組み進めています。

●学力向上拠点形成事業の指定

 「学力向上拠点形成事業」の指定を受けた西川登小学校は、国語と算数の中心として、研究を進めています。国語は、「話すこと・聞くこと」を中心に、算数では、算数的コミュニケーションと少人数指導の工夫(特に、適性により集団を分けることにより児童の意欲的な活動を実現する)を研究課題としています。
 学力向上の拠点校として、新たに始めた取り組みには、以下のようなことがあります。

1.教師による週一回の読みがたり。夏休み以  降は、地域や育友会に呼びかけ、地域ぐる  みの活動へ。
2.朝の時間は、火曜日以外は、前半に読書タ  イム、後半に歌や音読を実施。
3.学校行事や町の行事に対して、児童が計画  を提案し、実践。
  ・体育大会(6年)
  ・マレーシアの先生方との国際交流(5年)
  ・町民体育大会(6年)
  ・留学生との国際交流(5年)
  ・町内花いっぱい運動(6年)

(以下略)
 学力向上に取り組む学校
     
「パソコンを活用した通知表の作成
 
        広島県尾道市立土堂小学校   山根僚介先生

■日々の評価と通知表
 私たちは日頃より児童の評価を蓄積している。それはその児童への教育活動に反映され、そしてまた評価をする。考えてみれば、私たちの仕事は評価と一体であると言ってもよいのかもしれない。
 そして評価が一つの形となって示されるのが通知表である。ある意味、児童保護者が分かりやすい評価の指標としているものであろうと思う。
 私たちは蓄積してきた評価を整理し、通知表を作成し、児童保護者へと示している。自治体や学校によってその手法は様々であるかもしれないが、通知表作成までのプロセスの一つを挙げてみる。

1. 学期を通して児童の評価を蓄積しておく。
2. その評価を指導補助簿にまとめる。
3. 補助簿を元にして各教科・各観点ごとに ABCをつけたり、所見を書く。
4. 3を学級全員分の一覧表にまとめる。
5. 一覧表を教務主任に提出し、教務主任、教頭、校長が確認する。
6. 一覧表を通知表に転記する。
7. 再び一覧表と通知表を教務主任に提出し、転記ミスが無いかチェックを受ける。
8. 校長が確認し、印を押して完成。
9. 保護者に渡す。

 いかがだろうか。学校によってはさらに何重ものチェック体制を敷いているところもあるだろうし、管理職のチェックは無いところもあるかもしれないが、大まかにはこのようなプロセスを経て通知表が作成されていることと思う。
 さて、この作業は毎学期繰り返されているのだが、もう少し詳しく確認したい。
 1は担任の日頃の作業なので、特に問題はないと思う。
 2と3は学校ごとに基準を定めているところが多いと思う。特に3については教師によって基準がバラバラでは保護者への説明が難しくなる。
 本校の場合は、
  A … 十分到達している(90)
  B … 到達している(70)
  C … 努力を要する(69以下)
としている。( )の数字は、学習内容の習熟度を目安として%で表している。

(以下略)
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